こんばんは。ゆきれい夫婦です。
今日は、読書レビューの第2弾です。
「ツナグ 想い人の心得」と一緒に買った、辻村深月さんの「盲目的な恋と友情」です。
この本は一言でいうと、今までの辻村さんの作品とは全く異質の作品でした。
ただ、有川浩さんの作品のような純愛が描かれているわけではありません。
舞台は、大学の部活。そして、そこでの恋愛と友情。
最初は平和な話のように進んでいくのですが、少しずつ状況が泥沼化していきます。
ここでの恋愛と友情は、ともに相手にのめり込むような、
タイトル通りの「盲目的な」恋と友情でした。
そして話の中盤からは、徐々に最後の展開が見えてくるようでした。
作品の後半は、そんな私の予想を裏打ちするような話が続きます。
いつもの辻村さんの作品では、読み進めれば読み進めるほど、最後の展開が読めず、
どこに着地していくのか気になって読む。そんな作品が多い中、その点でも、異質な作品でした。
不思議に思いながら読んでいくと、最後の数ページで雲行きが怪しくなってきました。
そして。。。
良くも悪くも裏切られました。そう、この作品はやっぱり辻村さんの作品です。
最後の展開なんて読めるはずがありませんでした。笑
完全なミスリードに引っかかっておりました。
読むたびに新しい世界がある。それが辻村さんの作品です。
みなさんもぜひ一度手に取って読んでみてください。
それでは本日もお付き合いいただきありがとうございました。
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