【自己啓発本】『バビロンでいちばんの大金持ち』読書レビュー

読書レビュー

こんばんは。ゆきれい夫婦です。今日はジョージ・S・クレイソン氏著、坂本貢一さん訳の『バビロンでいちばんの大金持ち』について書いていきたいと思います。前回までの読書レビューとは異なり、今回は自己啓発本となります。

『バビロンでいちばんの大金持ち』は1926年に出版され、約100年もの間、多くの人に読まれている自己啓発本です。

ここでは、

  • 読みやすい自己啓発本を知りたい。
  • お金に関する本を読みたい。
  • 歴史の本を楽しみたい。

という方に向けて、読書レビューを書いていきます。それでは最後までお付き合いください。

まずはじめに、『バビロンでいちばんの大金持ち』のおすすめポイントは

  • 約100年もの間多くの人に読まれてきているお金の本であること。
  • お金と仕事について考えることのできること。
  • 自己啓発本でありながら、歴史の世界を楽しめること。

です。

あらすじ

この本は、古代メソポタミア文明の時代に繁栄した都市バビロンの物語として話が展開されていきます。登場人物は8人で、そのうちの1人は現代の考古学者という設定です。

バビロンを中心に活躍した7人が、それぞれの立場から、お金や仕事について教えてくれるストーリーとなっています。この記事を読んでくださっている人の中にも、「収入の1割を貯蓄する」という言葉をお聞きになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。なぜ収入の1割を取っておくのか、この本の中で何度も説明されています。

バビロンでは当然のように奴隷制が存在しており、奴隷から自由民となるには大きなハードルがあることがうかがえます。一方で、バビロンの奴隷制度では、主人の許しを得ると自身のお金を持つことができたようです。そのため、お金を蓄える、そしてそのお金に新たなお金を稼いでもらう。これにより、自由民になった登場人物もいます。

ですが、何よりもお金を稼ぐためには、仕事しなければなりません。ですが、ただお金のために仕事をするのではなく、仕事を楽しむことが大事であるとこの本の中では語られています。誰でも、一足飛びに成功する人はいません。一歩ずつ階段を登っていくことに意味、そしてその先で達成できる夢、について考えさせられる一冊となっています。

『バビロンでいちばんの大金持ち』を読んで感じたこと

私は、お金の勉強をするようになってから、この本を知りました。最初は、お金について書かれている昔の本という程度の認識でした。ですが読んでみると、なぜ約100年もの間これだけの人に読まれてきているのか。それが分かった気がします。

貯蓄や投資のテクニック本は世の中に溢れていますが、この本はそれらとは一線を画す本となっています。この本はテクニックを書くのではなく、お金とは何であるのか。お金に関して、しなければいけないこと、逆にしてはいけないこと。そういった本当に基本的なことが書かれている本でした。

基本的なことであると同時に、それは私が知らなかった事実でした。人間の本能にも触れながら、本当に重要なお金のことについて知ることができる本です。

まとめ

『バビロンでいちばんの大金持ち』は、ずっと読みたいと思いながら読めていなかった本でした。読み始めるとただの自己啓発本ではなく、ストーリーを楽しみながらお金の勉強もできるおすすめの本となっています。

なぜお金を蓄える必要があるのか、仕事は何のためにするのか。そういったことを考えさせられる一冊です。みなさんも一度手に取って読んでいただき、考えるきっかけにしてみてください。

それでは最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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